中野区駅前に異例の事態
皆さんこんにちは。
立冬に入り寒さも本格的となってきましたね。
朝晩においては薄いコートがあった方が良い日もあります。
今回は中野駅での再開発に問題が出てきたようですので掘下げていこうと思います。
数千億円に上る再開発事業が見直しとなる異例の事態に陥っているようです。
中野サンプラザの跡地周辺の再開発を巡り、事業を担う野村不動産などが、東京都への施工認可申請を取り下げました。
建設費の大幅な上振れが主な要因で、予定していた2029年度中の竣工は困難になった事が影響している様です。
中野区は2024年10月24日に事業の見直しを表明し今後、事業者と共に計画を再検討するとの事です。
事業者グループは2024年7月、都に施工認可を申請し、10月11日に中野区を経由して都に申請を取り下げる旨を伝えました。
事業者グループは提案当初、事業費を1810億円と見込んでいました。
しかし、資材や人件費の高騰などにより、2022年12月に2250億円、23年11月に2500億円、24年1月に2639億円へ増額しました。
竣工は2028年度中を予定していたが、2029年度中に後ろ倒しとなりました。
基本設計完了後の24年9月、工事を担う清水建設の見積もりにより、さらに900億円増となることが判明。
これが決定打となり、事業者グループは事業着手が困難として認可申請を取り下げる旨を中野区に伝達、2029年度中の竣工も困難との見方を示しました。
中野区の酒井直人区長は24年10月24日の会見で「ここまでの値上がりは想定外だった。見積もりを精査し、事業者と計画を再検討していく」と述べているようです。
駅前の再開発はどの様に進むのか今後も注目していきます。
それではまた。